大学のシラバス作り:タコになりたい

いよいよ大学のシラバスの作成にとりかかる。
コロナはどうなるんだろう。
不安はあるけれど、
もうそんなことで
前に進めないなんて言うつもりもない。
前に進もうと汗をかいている人たちに
昨日会ったところだ。
人を元気づけるのは、やっぱり人だ。
自然は同じものをもってしか、わかりっこない。

「色彩自然学」ということで、私はやっているが、
大学からは「色彩心理学」を9年間、
「自然色彩学」という単元は
今年から受け持つことになった。

色のことは、自然が大きく関わる話になるから、
人がそれに向き合う社会にも絡めとられて
ニーズは変化していく。
「科学的であることが信用のあるもの」とされる時代で、
私がやることは
「本質」を探求するということ。
ニーズがあれば、柔軟に対応できることが
教育普及のためにも必要だし、
我々の長所でもある。


「色彩自然学」でも、「色彩心理学」でも、「自然色彩学」でも、
あまり問題にならない。
自然の本質も人間の本質も奥深くで通底しているから、
根っこがあれば、ある程度の自由の中で
枝葉は伸ばせるし見せられる。


相手が何を学びたいか、ということ、
どこに到達したいか、ということのミッションや
学べばどうなるのかというビジョンを明確にすれば
外側にあまりこだわる必要は、
ないのだろうと思えてきている。
変にこだわることで、人が学ぶチャンスがなくなる。
そのことの方がもったいない。

私は少人数で始まっている
色育士たちの、個性やふりかかる課題を目の当たりにしながら、
タコになることを習得したいくらいだ。
しなやかにかわしたい。

マイケルジャクソンのような
滑らかなダンスに習いたいと
もっぱらダンス動画をみてしまう。
人はイメージと共に生きている。
もしムーンウォークを
私ができるようになったら、
オンラインで披露しましょうか。

私は正直、
誰に学ぶか。は重要であると思っている。


私に学べばいい、などと言えるほど
私は人間ができていないが、
私の心を間違いなく掴んで離さない何かが
この学びにはある。
私が大学生のときに
教えて欲しかった事、勉強したかったことを
展開したいと思う。


色や自然をまだまだ知らない。
追いかけても知れないことを、その距離感を、
大切にしたいとも思う。
だって相手は「自然」なのだから。


さあ、シラバスを作る。
15回ぶん。教材も。できるだけ、目でも楽しいように。
読んでくださりありがとうございます。
おまけで教材の一部を。
これを読んでくださっているみなさんにも
ぜひお会いしたいです。

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