やっと秋めいてきました。色彩自然学の学校代表、髙橋水木です。
今朝、近くの公園を散歩をすると足元にどんぐりが転がっています。落ち葉もたくさん散っていました。自然が一巡して、また土の下へと還るための、最後の実りを見せてくれる季節になりました。赤らみ、深まっていくのは外の自然だけではなく、私たち人間も自然です。
酷暑のおかげで短くなってしまった秋を、畑の友たちとともに嘆くことがありました。自然はなんにも悪くないのだろう、自然を壊してきたのは人間だろう、と思う気持ちがつのります。そして、私もまたその自然を壊している一人であることも、忘れられません。どうしようもないこの人類の歩みの中で、できることはなんだろう、と思います。
少しでも味わえる秋を喜ぶことは、まず大切なのかもしれません。嘆くだけではなく、できるだけ心いっぱいに秋を味わおうとすること、今後も四季折々が豊かに巡ることをのぞむ精神も大切だと思います。そして、秋があることを誰かみんなとともに共有することも大切なのだと思います。写真は、このあいだの中秋の名月です。きれいに見えました。お月見団子が、売り切れていました。
自然とともに歩くということは、”色”からも育んでいくことができます。
2025年1月から、私主催の一連の講座の形態を、単発講座に切り替えました。今までは3ヶ月間でコースにして教えていました。それを手放しました。
理由は、年齢を重ねるにつれて、分け隔てのない学びの場を欲するようになったことからです。あと、私自身も歳をとりました。畑、学校運営、大学での教員、公認色育士たちとの活動をもそもそと模索する日々です。体が2つほしいと思うこともありますが、自分の体の声を聞きながら、歩調を合わせた働き方や色彩自然学の研究、書籍の執筆などをしていきたいと思っています。
ぜひ、自然の巡りということとともに色彩の学びを心身に浸透させたい方、自分ごととして色や自然の学びを開いていきたい方は、1つ1つを心をこめて開催しますので、ぜひお集まりください。
また、私の開催するもので今まで学んだことのある方々も、このような根源的なことを学んでいこうとすることは、幾度学んでも今のみなさんで学び得ることが変わってくるものだと思います。また、私自身も変化しています。再受講枠などを有効に活用して、この学びの場をご利用いただけたらと願っています。
必要な情報はページにご案内しているつもりでいますが、もし、不足のことや質問などあれば、いつでもお問い合わせ、ならびにご助言ください。
今後とも色彩自然学の学校、ならびに色のチカラ探求講座をよろしくお願いいたします。