色と自然とこころの専門家
色彩自然学の学校は、人の心理をふくむ「自然の巡り(循環)」を、
《色彩》という視座から学ぶ学校です。
色の本質的な力や、色彩心理を、
より広い自然の本質から学び深めることができます。
統計やエビデンス重視の近代科学の発展に伴い、自然との一体感が失われる中、それとは対に古くから育まれてきた”観照”の態度は、自然がみせるあるがままの本質を感じる”心”を養います。色彩を、”自然の語ることば”として学習してゆきます。色の力の根っこにあるものを学ぶことは、人生を旅するに必要なコスモロジーを再建していくことにもつながります。
本校は、前身の日本色彩心理学研究所から20年以上にわたり、ユングの見出した元型と、絵画、色塗り、物語などに登場するイメージや色彩との連関を研究してきた歴史があります。その実績をもとに、人が色彩を求めてやまない心の理(色彩心理)を解明し、心理支援活動に役立てています。心理学、自然哲学、神話学、生物学などが隣接する学術領域にあたります。
”色育士”は本校が認定する専門家です。
未曾有の感染症コロナ禍以来、地球温暖化や地震など、災害と災害の間を生きぬくような時代になり、私たち現代人にとって、自宅にいながら学べる環境づくりが大切だと本校は考えています。オンライン展開には限りもありますが、それでも有意義なオンライン学習にトライし、試行錯誤9年、双方向で学べるアクティブラーニングにおいてさまざまな場で評価をいただいています。
〈色の本質マスター講座B〉受講
〈色の本質マスター講座B〉受講
〈色の本質マスター講座A・B〉受講
〈色とこころのセラピー〉受講
〈暮らしに物語を/色とこころのセラピー〉受講
〈色の本質マスター講座A〉受講
はじめまして、髙橋水木といいます。
色は、光と闇の関係性から生まれます。
その大きくて果てしない戯れの下で、
私たちが色を選んで、身に纏ったり描いたりをして
生きる活動に彩りを添えています。
AI化する昨今の進歩の中、
その対、もしくは根源に流れている「自然との関係性」は、
「色彩」という形で、ずっと我々のそばに在るのだと思います。
心理学では、描き表す際のその絵は「魂の苦悩を表す」ことがあるといいますが、私は色が、その人の「魂がやろうとしていること」を伝えてくれているように感じています。それは、私の”意識”がやりたいことと、私の”魂”がやりたいことは、少し違うように感じているからです。”魂”は”自然”の領域に住んでいます。
古くて、それでも新しくて
混沌としていて、それでも澄み渡っている自然の底力には、
善悪の境界も、美醜の境界もありません。
私たちが、これからの時代を、そして私という存在を、生きぬいていくためのエッセンスは、自然にあるのではないかと思います。創造性の扉も。
自然とは、小自然でもある自分たちのことかもしれない、
そう思ってみると、色や自然のほうからいろんなことを教えてくれます。
ここはまだまだ小さな学び舎ですが、いろんなことを見て、興味があることがあるならぜひ参加してやってください。よろしくお願いいたします。
・2003年より始まった前身となる日本色彩心理学研究所にて、ユング心理学(小自然)とゲーテ自然学(大自然)の解明統合から、2017年に誕生した学
・大学(近畿大学)の専門共通科目に採用され2025年で4年目
・英名でPhilosophy of Color and Nature
主として、黄色、青色、赤色、緑色、橙色、紫色などの、自然のうつり変わる上での主要な色の本質的な力について学べます。また、それに関わる人間の心への影響や可能性についての色彩心理が学べます。
色の本質的的な力とは、“その色をその色たらしめん力”のことをさします。
自然の表情としてのその色を、深みからそう支えているものがあります。自然の諸力における根源的な物語を知ることで接近できます。“その色をその色たらしめん物語”を自然との関係性から学べることが、色彩自然学の醍醐味です。