
女神神話と青の高昇
なぜか心に残る神話があります。
まだよく知らないのに、どこか自分の深いところで知っているような物語があります。
その1つ、『イナンナの冥界くだり』は、古代メソポタミアに伝わる世界最古とされる女神神話です。
この神話読解講座では、女神イナンナの下降と帰還の物語を道しるべに、
女性性の回復、喪失と再生、光と闇の循環を静かに見つめていきます。
天と地を治める女神イナンナは、あるとき冥界へ降りることを決意します。
七つの門をくぐり、身につけていたものを一つずつ手放し、
やがて何も持たない姿で、闇の女王と向き合うことになります。
この神話は、ただの遠い古代の物語ではありません。
誰もの内奥で、時期がきたら静かに目覚めだす物語であると考えられ、研究されてきました。
そして、女神神話だからといって女性だけに関わるものではなく、
男性の内側に働く女性性の物語として、また生命全般や季節、そして自然の巡りに関わる物語として語り継がれてきました。
・明るさだけでは届かない場所
・今までのやり方が通用しない場所
・言葉になる前の悲しみ
・長く置き去りにしてきた本来的なもの
この講座では、その『イナンナの冥界くだり』を道しるべに、
女性性が分断から全体性へ向かう深い旅を、ゆっくりとたどっていきます。
本講座では一方的に解釈を先に明かすようなことはしません。
神話の核心が、受け取る方それぞれの内側で開かれていくよう、丁寧に取り組んでいきます。
全4回を通して、ぜひこの自然の智慧を生きる活動の一助としていただけたらとおもます。
基本はパーソナルレッスンで実施しますが、
友人とお誘い合わせの上ご受講される場合のグループレッスンも受付しておりますので
お気軽にご相談ください。
講座でたどる四つの場面
この講座は、全4回で『イナンナの冥界くだり』を読み進めていきます。
物語の場面をひとつずつたどりながら、女性性の回復と全体性への道を、静かに見つめていきます。

1. 女性性の歴史
女神神話を読む前に、まず「女性性」が歴史の中でどのように扱われてきたのかを見つめます。
その流れをたどることで、私たちが知らず知らずのうちに受け取ってきた「女性らしさ」の輪郭が少しずつ見えてきます。

2. 七つの門
イナンナは冥界へ向かう途中、七つの門をくぐります。
その門を通るたびに、彼女は身につけていたものを一つずつ手放していきます。
この回では、神話の象徴を手がかりに、私たちが生きる中でまとってきた役割や姿を静かに見つめていきます。

3. 冥界の女王
冥界の奥で、イナンナは闇の女王と出会います。そこは、今まで身につけてきた明るさや強さだけでは進めない場所です。
この回では、女性性の深いところに置かれてきたものの気配に触れていきます。
何かをすぐに解決するのではない世界線、そこに何があるのかを聴いていく時間です。

4. 闇を知った光
イナンナは冥界から戻ります。
けれど、それは以前の自分へ戻ることではありません。帰還の後に守るもの、手放すもの、そして新しく生まれる循環。
この回では、冥界を通った後の女性性が、どのように地上を生き直していくのかを見つめます。
神話『イナンナの冥界くだり』について
本講座であつかう女神神話『イナンナの冥界くだり』について、知らない方も多いかもしれません。
この神話は、世界最古の女神神話とされていて、我々誰もが抱く”女性性なるもの”が、その全体性を取り戻していくために必要なプロセスを、象徴豊かに語っている神話だといわれています。
この神話に触れてみると、
”女性性の回復”とは、ただ明るく、美しく、やさしい自分に戻ることではないのかもしれない。
と気付かされるものがあります。
何かを排除するのではなく、生命の大きな循環の中に取り戻していくこと。
女性性というものは、本来的にはそうしたものの領域にあり、そのエッセンスがここにあります。
神話がどんなものか気になる方が多かったため、本校の髙橋が、『イナンナの冥界くだり』原典の日本語訳連載を、オリジナルイラストとともに立ち上げて順次公開していますので、下のボタンより、世界最古の女神神話にぜひ触れてみてください。
そして、もし一人でこの神話を読み解くことが不慣れな方、心細い方は、本講座『女神神話と青の高昇』にてお会いできたらと思います。
「色の本質マスター講座」を受講したことのある方へ
この講座では、色彩自然学における「青の高昇」という視点を背景に置きながら、女神神話を読み解いていくことで”青”や”紫”という色をさらによく知ることができるものです。
青は、静けさ、深まり、内省、沈潜、そして見えないものへと開かれていく色ですが、ただ沈むだけの色ではありません。
深く降りたものが、やがて質を変えて昇っていき、内側で熟したものが、新しいかたちで世界にあらわれていく。そのような変容の道筋を、イナンナの下降と帰還の物語に重ねながら見つめていくことができます。
概要
講座概要
女神神話と青の高昇|『イナンナの冥界くだり』から学ぶ、女性性回復のエッセンス
【受講形式】ZOOMを用いたオンライン講座
【対象者】女性性の回復、女神神話、色彩自然学の学びに関心のある方
【講座総回数】全4回(1回約120分)
【講座総時間数】約8時間
【項目】
| 講座内容 | 時間数 | ||
| 第1回 | ・女性性の歴史を見つめる ・女神神話を読むための入口をひらく | 120min | |
| 第2回 | ・イナンナとともに七つの門をたどる ・身につけてきたものの象徴にふれる | 120min | |
| 第3回 | ・冥界の奥で出会うものを読む ・闇の女性性と沈黙の意味にふれる | 120min | |
| 第4回 | ・冥界を通った後の帰還を見つめる ・光と闇がめぐる循環へ向かう | 120min |
→ お申し込みされる方は受講規約を必ずお読みください
受けた方の声
内側を神話をとおして深く見つめる時間

以前より女神の神話に興味があって、神話を学ぶ講座だと思って参加しましたが、気づけば自分自身の内側を静かに見つめる時間になっていました。
イナンナが七つの門で身につけたものを手放していく姿が、これまでの自分の役割や頑張りととても深く重なりました。パーソナル受講の環境も、周りに少し気をつかいやすい私には良かったと思っています。答えを急がず、女性性を“明るさ”だけではなく、本来的な輝きとして、闇や沈黙も含めて見つめられたことは、私にとって大きな学びでした。
決して悪いことではないのだと感じられた

とっても深い講座でした。
イナンナの物語を聞きながら、何度も胸の奥が静かに反応するような感覚がありました。質疑応答にも丁寧に答えてくださって先生には頭が下がります。
特に、冥界に降りることや、失ったものを悼むことが、決して悪いことではないのだと感じられたのが印象的です。不思議と涙が出たり、勇気が湧いてくるものがありました。きっと私の中にあるもので否定したくなかったことがたくさんあったのだと思いました。
これからは、自分の中にある光と闇の両方を、少しやさしく見られるようになっていくと思います。学んで良かったし、出会えて良かったです。
これは自分だけでは学べないものだと感じた

仕事柄、女性性というテーマに興味があり受講しましたが、想像以上に自分の人生と重なる内容でした。
神話の解説だけでなく、役割を脱ぐこと、闇に触れること、帰還後に何を守り何を手放すのかという流れが、とても具体的に響きました。そして解説についても非常に専門的な内容なので、1つ1つ順を追いながら、神話の世界やそのひも解かれていく内容に引き込まれていく時間になりました。なかなか自分だけではこうは学べないなと思いました。
知識として学ぶだけでなく、これからの生き方を考えるきっかけになる素敵な講座でした。そして何より、水木先生は静かですが情熱があって、学び良かったです。
案内人&講師の紹介

はじめまして。案内人(講師)をつとめる髙橋水木といいます。私は色彩自然学を研究しています。
私はこの講座を、単なる神話解説としてではなく、
自然の運びや、季節の循環に必要なエッセンスに触れる時間、そして、
誰もがもつ女性性の深い層に触れるための時間として開いてきました。
それらは別のものに感じるかもしれませんが、
女性性の働きというものは自然の循環と同じ型をもって働いています。
『イナンナの冥界くだり』を読むと、言葉にしにくいけれど、どこか知っているような感覚が起こります。
自分を守るために身につけてきたものや、もう役目を終えたもの。
見ないようにしてきた悲しみや怒り、それでも失いたくないもの。
まるで、闇を通った後にしか見えてこない光。
今まで受講された多くの方が、それぞれにこの神話の講座から、見出したものをもって、
その後を生きぬく糧としていかれたように思います。
七つの門をくぐり、冥界へ降り、死と闇を通り、そしてもう一度、地上へ戻ってくる道。
その道の途中で何が開かれるのかは、きっと、一人一人違うのだと思います。
ただひとつの道として、古くからずっと根づき続けている老賢者のような物語。
この講座が、受講される方にとって、
自分の内側にある女性性をもう一度見つめる静かな時間、
そして自然の叡智に触れる時間となれば嬉しく思います。
私はただ、伝え手になれるよう努力を続けて参ります。
1980年生まれ。大阪芸術大学卒業。
2004年より、一般社団法人日本色彩心理学研究所主任研究員として、色彩を伴う表現活動・創作活動における心理支援の研究と実践に従事。子どもから大人までの実践経験をふまえ、色・形・イメージにあらわれる心の働きを探究する。
ゲーテの色彩論とユング心理学の元型論を手がかりに、自然・色・心の関係を統合的に読み解く「色彩自然学」を提唱。2019年より、一般社団法人色彩自然学の学校を開設。
大学教育では、科目〈色彩自然学〉〈色彩心理学〉を対面・オンラインで担当。2025年で大学教育12年目を迎える。
現在は、色彩自然学の研究・教育に加え、童話づくりと元型理解を通した個性化の研究、シュメールの女神神話を中心とした神話象徴の研究にも取り組む。自然栽培・循環農を実践しながら、色、自然、心、物語、神話を結ぶ学びを探究している。
受講料

パーソナルレッスン料
パーソナルレッスン
オンラインZOOMにて、講師と2人で、パーソナルレッスンとしてじっくりと物語に向き合える時間を持ちながら進めていきます。
グループレッスン料
グループレッスン
グループレッスンについては、2名さま以上でお申し込みいただく必要があります。お誘い合わせの上、お申し込みください。
(infomation : 色Re.コミュニティーで不定期ですが優先的にグループレッスン(先着乗り合い制)募集も実施しています。)
・本講座にお申し込みされる際は、必ず受講規約に目を通し、同意いただいてからお申し込みいただくようお願いいたします。お支払いの手続きが完了した時点で受講規約に同意したものとみなします。
・受講規約内にもありますが、本講座の内容を許可なく無断転載、インストラクト、コピー、再配布することは禁止させていただきます。あくまで個人の学びのためにご活用いただくようお願いいたします。
・本講座の受講は、お申し込みいただいたご本人様に限定されています。いかなる理由があっても第三者の受講はできませんことをご理解ください。
・本講座は講座の録画、録音、キャプチャ取得などは禁止しています。SNSへのアップロードなどもプライバシー配慮のためにお控えください。
申込フロー5ステップ
【パーソナルレッスン】か【グループレッスン】かを選択し、お申し込みボタンからお申し込みフォームへ進み、必要事項をご入力後、送信してください
注)【グループレッスン】には2名以上でのお申し込みが必要です。1名でお申し込みの際は【パーソナルレッスン】でのお申し込みになります。
お申し込みフォーム送信後、4,5日ほどお待ちください。こちら(色彩自然学の学校)から、日程調整のご連絡を差し上げます。まだこの時点では、お申し込みが完了しておりません。日程確定後、受講料のお支払いのご案内に移ります。
注)万が一学校側からのご連絡がない場合、お申し込みフォームが届いていない可能性があります。お手数ですが、☎︎07052665561(色彩自然学の学校直通)またはinfo@colorpsychology.jpまでご確認ください。
全日程が決定した時点で、日程表を共有後、受講料のお支払いのご案内をいたします。ご案内に沿ってお支払いの手続きをお願いいたします。受講料のお支払いが完了した時点で、受講規約への同意とみなし、お申し込み完了となります。当日まで楽しみにお待ちください。
前日にオンライン会場のURLをお送りいたします。
お申し込みはこちらから
パーソナルレッスン
オンラインZOOMにて、講師と2人で、パーソナルレッスンとしてじっくりと物語に向き合える時間を持ちながら進めていきます。
グループレッスン
オンラインZOOMにて開催します。お誘い合わせの上、最大3名まで一緒にお申し込みいただけます。
お申し込みの際は、代表者の方一名にお手続きいただく形になります。




