こんにちは。酷暑が続く。どこまで続んや、この暑さは。
暑さの中での畑作業は本当に大変。少し野良農のレポートをさせてもらいます。

昨年の冬の畑

学校で取り組んでいる畑は、レイズベットという、四方をレンガに囲まれた形状の畑。(写真は昨年、畑を引き継いだ時の冬畝の様子。今はもう草がぼーぼーで虫もたくさんいる。)
レイズベッドでは、水捌けが少し悪くなる傾向もあるようで、できるだけ土がフカフカ(団粒化した状態)でいられるよう、微生物や菌類の力をかりていきたいところだ。そのために畑から生まれたものはすべて、畑に還して循環させていきたい。

押切

写真は、私の相棒、私のはたけの相棒の、”押切”という道具。
畑に生えた野菜たちの収穫後の残渣や、畝間に生えた雑草たちを、
ある程度束ねた状態でも、細かく裁断してくれる。

この押切があるのとないのとでは、草マルチ作業の時間がだいぶ変わった。
最初(1年目)は、手やはさみで草を裁断していたので、めちゃくちゃ時間がかかった。
ずっとしゃがみっぱなしで腰も痛かった。
今は、ある程度片手で束ねられるものをー気に押切で裁断できる。
雑草を抜いたそのままではなく、少し細かく裁断するのは、そのほうが腐植や堆肥となっていく速度が早いからだ。
押切はパワーがあるので、指を挟まないように気をつけて切らないといけない。作業中は、ザクッ、ザクッ、と音がする。裁断するたび、「ありがとうな、土に還ってまた咲いてな」という気持ちが、溢れていく。余す所なく土に還してやりたい。

裁断した草は、緑肥(雑草堆肥)として、土の上に敷いていく。土の中に、くらつきのように仕込むときもある。草マルチとして敷くときは、できる限り、野菜を植えるところの周辺の土がむき出しにならないように、3cmくらいの厚さになるように敷いていく。
こうやって畑から生まれたものを、畑に還していく作業が、夏畝から冬畝への切り替わりの今の準備として主な作業だ。

ナスは、切り戻し作業が今年はうまくできたようで、つややかなナスがたわわになり続けている。秋茄子までいただけそうだ。きゅうりはすこし苗が疲れてしまって、もうそろそろおわり。ピーマンはまだ元気だなと思う。トマトは、8月いっぱいで終わらせる予定だったので、ちょうどそのようになった。

2つめの畑で植えているメロンが、今まさに大きくなっている。遅植えしていたので、どうなることかと思ったけれど、苗が元気だったからか、しっかり育ってくれている。

ゴロゴロと8個ほどメロンがなっていて、大きくなってきた。

私はメロンアレルギーなのに、メロンを育てることとは、相性がいいようだ。メロンはころころしててとてもかわいい。

2年目までは、ほんとうにあくせく作業をしては体を壊しての繰り返しだったように思う。
3年目にしてようやく、野菜もとれはじめ、自分の体が要であること、作物や生き物との歩調を合わせることを考えるようになった。試してみたいこと、やりたいことが、ほんとうにたくさんある。失敗もたくさんある。畑にいると創造性をかきたてられる。本能的なところが開いてくる。体力がそれについていくように、しっかりと生活していかねばならないと思う。

以上、たわいもない報告になりましたが、読んでくださりありがとうございました。
いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。
私は、3年前までやっていた、私主催の情報交換や学びのコミュニティーを、また始めようかと考えています。年齢もよき頃になってきました。ご参加希望される方は、コミュニティールールなど説明しますので、メールでその旨お伝えください。

自然とともに歩く知恵は、色、音、畑、生物、体、などなどいろんなことがあると思います。
自然とともに歩くために必要なこと、学び、をできるだけ分かち合って、シェアできる仲間とともに人生の後半を、たおやかに生きていきたいなと思っています。