
色の本質マスター講座、オンライン個別クラスの模様を少しだけ報告させてもらいます。
自宅やネットができる環境から、
オンラインで、かつ、個別で受講してもらえるよう開催している『色の本質マスター講座』、
2020年からはじめて今年で6年目を迎えます。
ろくに宣伝や広告もできない中、ここを見つけて学びにきてくれる方々がいます。
それは本当に感謝してもしきれないほどのことです。
そしてまた、ここを見つけてくれることは、偶然ではないと感じています。
出会うことのできた一人一人のかたの、色を知りたい思い。
色はこんなものだと確たるものがある人ほど、
私が伝えたことによって、見え方が広がることもあれば、苦しくなることもあったかもしれない。
”伝える”という仕事を未熟なりにも長く続けていると、
この仕事は、自分の発言に”覚悟と責任をもつこと”でもあるとわかりました。
そこから逃げてはいけない。
ゲーテが晩年、苦労して完成させた『色彩論』を、大半の人に馬鹿にされた歴史があります。
色は科学の研究対象から外され、研究するに値しないとされた歴史があります。
そんな色彩を、ニュートンが屈折率など数値化できることで科学に引き戻しました。
でも、色の世界や、それに伴う色イメージの世界は、
科学しようとすればするほど、生命力を欠いてしまうという立場を私はいまだに大切に考えています。
科学かどうか、ではなく、色は本来的に、自然現象です。
「光か闇か」ではなく、薄明のもと、「光と闇のあわい」に、誕生する自然現象です。
本来的に色彩は、ひとつづきに移り変わっていくものです。
空の色が刻々と移り変わり、果実の色も黄緑色から赤らんで変化していくように。
色にはその色になる理由があります。
黄には黄の、青には青の、紫には紫の、緑には緑の、
その色になるまでの道があります。
そして、それを超えて向かう道もあります。
それらを知ることは、外にある自然を知ることだけにとどまらず、
色を手にとる誰かの心に寄り添う一助になることもあります。
私は、そして恐れずに言うなら、私たちは、いつも、
もっと強く優しく生きたいと願っています。
歴史を振り返ってみても、
その願いはきっと、自然を知ることから始まるのではなかったかと考えています。
未完成で未熟な自分で、自然が絶頂へとどのように向かっていくのか、
それを研究したゲーテやユング、そのエッセンスを学べる時間を、
これからも営んでいきたいと思います。
読んでいただいてありがとうございました。