こんにちは、色彩自然学の学校代表のミッキーです。
いろいろとありまして、学校の畑が今の場所から変わることになりました。少しだけですが広くなる?のかな。いや変わらないかもしれない。ただ、作物の残渣や、雑草、枯葉、食べ物の残渣、などの有機物で堆肥を作っている私は、その堆肥場所(コンポスト場)が欲しくて、それが確保できる畑にたまたまの縁あって変わることになりました。
せっかく2年かけてきた無肥料での栽培、自然農による土。少しいい土になってましたから。離れがたいですが、また一からの土づくりになります。
隣の畑の方に「もったいないね、大変やね」と言われましたが、「二度目の復習ができるから、OKです」と言っている自分に驚きました。そんなふうに思えていたんやね。
畑をすることが生きることに重なってきていると感じます。
さて、先日は「色庭」コミュニティーにおいて、ミッキー勉強会と称して勉強会を開催させていただきました。これから2ヶ月に1回ほどの定期になりそうです。満員での実施ができ、参加されるみなさんからのもろもろで私が勉強になり、ありがたいなと思います。
今回は「物語と色彩」というテーマで開催しました。みなさんがこの時間を通して、のちに感じたことをレポートしてくれるのですが、そのレポートがすごかった。
この勉強会は、みなさんが色にしかできないこと、色だからできること、の使命感があって集まっている方ばかりです。日頃感じられていること、もしくはこうやった方がいいのに、と直観的に感じていることに対して、私がこういった考え方があったのだよ、と先人たちのものを紹介したり、歴史や結びつきを考えたりして、彼らのミッションの背景を彩ったような感じなのだろうなと思いあたりました。
だから、すでにみなさんの中にあったものを、再発見した形にやっぱりなってるんだろうと思います。私は大して何もやっていない。何もやらない、ということが大切なのだと感じることが増えてきました。
大学生たちとの後期授業は進行中です。
オンラインだからわからないこともあるのですが、大学では履修人数220名が能動的にこの授業を受けているわけでは決してないです。寝ている生徒も数多くきっといます。ほんの一握りの生徒しか、内容に興味を持っていないだろうと思います。でも、たとえ一握りでも聞いている生徒がいて、寝ている生徒も意識にのぼらなくとも、魂あたりで聞いているかもしれないわけですから、私はいつものように熱くなって話しをしたり、黙ったりしています。
急に虫の写真を見せたりして、驚かせてしまったり、私は時折客観性を失って、ただ心がふるえる方向に走る傾向があるので、(これもゲーテやニーチェのおかげだと思っているのですが)、今後ともよろしくお願いします。
そうこうして第4、5回目を終えて、残り10回というあたりで、「また来年も〈色彩自然学〉の担当をお願いします」、と大学側から連絡がありました。
私は、自然と共に生きる心を取り戻していくために、思い出していくために、教育の現場は、やっぱり大切だと思っていて。大学の教員というのは、労力はひたすらいり、実入りはあまりない、という環境なのではないかと肌で感じていますが(私のやり方が悪いだけかもしれませんが)、引き受けたいと思っています。
もし色彩自然学を学びたい方がいたら、近畿大学農学部でやっているので受けにきてください。
また書きます、読んでいただいてありがとうございました。