校長のミッキーです。
2025年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
昨日1/11、土曜日の朝10:30からの90分で1限目、午後の部は13:30から15:00までの90分で2限目、翌日の今でも興奮冷めやらぬ、黄色の時間を過ごしてまいりました。
講師としての私視点での報告になってしまいますが、ご報告させていただきます。
〈色のチカラ探究講座〉は、2024年まで開講していた〈色の本質マスター講座〉をブラッシュアップした、いや、そんなに今風な言い方にはそぐわないかもしれませんが、講師である私の変化と、受講してくださる方々に応じた形を模索した新しい講座になります。
私は”先生”になりたかったわけではなくて、生きていることと生かされていることとをやってきたら、いつの間にか教える立場になっていたというタイプの人間だと思います。そこで常日頃から思うことなのですが、私は変化しています。
いつも同じように教えて、内容も表現も安定し、変わっていかないことが先生のように思うところがありましたが、それが自分ではあまりうまくできません。
一度知ったと思ったものが、雨に濡れると、またひとまわり違った湿り具合や重さになる。そういうものの積み重ねで、今の私があるのだと思います。きっとずっと変化していくのだろうと思います。
本質的なものや、根源的なこと、というのは”変わるものではない”とも言えるだろうし、でも、変わらないものなのに固定されているわけではなくて、いつも泉のように湧き出ているような感じの不変があるのではないかと思っています。
動画で学びたいという人もいるのですが、なかなか固定したものにすることが難しく。学びというのは、なまものだし、生き物のようだと思います。
今回特にそれを思わせてくれるみなさんでした。
それぞれに感じたことを発し、そのことの中に黄色の本質的なチカラがそれぞれの眼で透けて見えてくる。他でもないみなさん自身が、自分の感覚に信頼をおいて、誰かの息遣いも通してみて、仲間と発見していく海底探索のような時間だったと思います。私の亡き父は、潜水艦の開発に一定時期関わっていました。「缶ジュースの空き缶が、深海にいくとこれだけミニサイズになるんだ」、ともってきてくれたことを思い出します。自分自身の存在の深みというのは、暗いし何があるかわからないし、通常のものが通用しないわけだから、自分ひとりで見つけにいくのは少し寂しくて、誰かとともに探しにいくからこそ、共鳴しあって見つかるものがあるのだろうなと思います。
今回の講座でみなさんの見つけた黄色のことが、また新しく黄色を輝かせた感じがあり、そういったことが自然の探究し尽くせない魅力にも感じられました。ご参加のみなさんにとっても、この時間を、心が沸き立つ時間だったなとふと思い出すことがあるようなら、私にはそれ以上の喜びや務めはないなと感じています。
新旧入り乱れたメンバーで今回は開催することができました。それも嬉しいことでした。
反復学習をする意欲を持っている方々も頼もしく、私が頼りない面があるので、一緒になって講座を作っていってくれている感覚もあり、ありがたかったです。器用でないくせに、自分でこなそうとしてきたところが私にはあるのかもしれませんが、年を重ねていくと物理的にできなくなります。それがまた、良き諦念になっていくことも感じ始めています。
色のチカラを探究することは、自然の諸力のことなので、何度受けても泉のように湧き出すものがあって、日の当たる角度も変わっていきます。発見するものが自分の心の眼に呼応したものになっていきます。より一層深く知りたいとしたとき、築いていた城も壊れ、手放すことも、腐ることも、何かの前提となって起こるのが自然ですから、私たちの心が連綿と変容していくことをきっと何者も止められないのだろうと思います。
そんな中で、バックヤードで何かあったときのために待機してくれるスタッフや、私がこの仕事を続けていくにあたっていろんな面で支えてくださっている方々のことを心に思い、それは生きている人もあるし、もうこの世にいない人もあるので、私ができることはやっぱり、こうやって自然と共に生きる心を、色という視座から再発見していく場に立ち、生命たちの未来を思うことだろう、自然のことをもう一度信頼していくことを社会に還していくことだろうと思います。
青の講座、緑の講座と今後も続きますが、引き続き学ばれる方は、よろしくお願いいたします。
最後に宣伝のようになりますが、下半期7月から始まる〈黄のチカラ探究講座〉につきましても、受講生を募集しますので、ご興味がある方はオンライン講座になりますが、お一人でも、仲間とともにでも、お誘い合わせの上、ご受講ください。
気持ち溢れ、長く綴ってしまいました。お読みいただいた方々、ありがとうございました。