上の木は三原色で描いた。心に浮かんだ木。

どこかで描きたくなったときも、3つの色だけ持っていれば、なんとなくその雰囲気をスケッチすることができる。

左には水が感じられた。1つ2つ、苔むした小さな石があって、そこから先は水の場所。境界に石が置かれていることが心に残る。

上方向にはどれだけ葉が茂っているかわからないけれど、茂るほどに軽い色であってほしかった。少し幹がしっかりしてきたら、枝葉はアホなくらいがちょうど良い。誰の話だろう。

右側には森がある。左側には湖のようなものがある。

鳥がよく飛んでいる。鶫だろうか、エナガだろうか、アオジだろうか、鳥たちの声がよく聞こえる。

この木は、大学生たちと昨年末の最後の授業で一緒に描いた木だ。

ありがとう、この木が描けて良かった。この木と出会えてよかったです。