色彩自然学の学校、代表のミッキーです。
いつも色彩自然学の学校を応援してくださり、学んでくださった方々も、卒業されて各々の活動をされている方々も、色彩自然学から生まれる色彩教育ということを大切に思ってくださっていることを感謝しております。色育士たちもいつも本当にありがとうございます。
3月のご報告と4月のご案内などを、私からお知らせさせてもらいます。少し長くなりますが、読み物としてもお付き合いいただけたらと思います。
【色の本質マスター講座】近況 🤗
2月より募集をおこなっていた【色の本質マスター講座】が第6期をむかえ、この4月より、定員満員で開講を迎えることができます。まず、こんな小さな学校を見つけてくれてありがとうございます。そして、色と自然とはどんなものか学んでみようと価値を見出してくださり嬉しいです。自然を学べること、自然や創造性を取り戻す内的な欲求に、「色」から取り組まれたい方々と出会える場なのだなと、改めて身が引き締まる思いで、1回1回が貴重な時間となると思っています。
現在も、第5期生が本講座の最終回を控えています。どんな風な想いで、最後の授業へ向かっていかれているのか、それぞれに意味のある時間だっただろうか、と思いを馳せながら最終回の準備をしています。今私に見える彼らの1つ1つから、我が身に照らして感じられることを講座に結んできたマスター講座だったと、現時点で感じています。私の力では届かないこともたくさんあったかもしれないですが、5期生の方々は、講座の中で放り込まれたことや、やってきたことの糸を、自分でたぐり寄せる力があるように思います。じわじわと学び出して行ける方々なのだろうと思います。
5期生と出会って成長させてもらったことがあって、間違いなくこれからの私の血に流れるだろうなと感じています。
私は、体験講座から自分で関係に入ることからスタートし、今もなお、そうしています。1つのマスター講座が始まるまでの苦労もそうですが、始まってからの動きも、手作りだからこその面倒があり、マネージャーのおりーぶ、チーフのいずみさん、色育士のたかこさんを巻き込んで、一緒になって悩んでもらっています。その面倒が、生きた講座にはどうしても必要ではないか、そして関係性を結んでゆくには大切ではないか、と感じています。
途中、展開することに困難を感じるときもあるのが事実で、相談したりしながら講座内容のいろんな方法を、受講生たちの現実に合わせたものに考え直すようにしています。それは、私ひとりの力でどうにかなることではないので、正しさをできるだけ持ちすぎないよう仲間たちに助けてもらいながら、多様性を生かす「色彩」ということの本質をどのように学べるのか、探究し続けたいと思います。
▶︎【色の本質マスター講座】へむけての体験講座はコチラ
2024年より『色のチカラ体験講座』は、『色彩自然学がちょこっと知れる!体験セミナー』と名称を変更し、色鉛筆をつかってどなたでも気軽に楽しく体験していただけるよう、開催しております。
第7期(2022.7月〜)の【色の本質マスター講座】の開講予定について
第6期がありがたいことに満員で開催を迎えることができ、キャンセル待ちの状態があると聞いています。
第7期の色の本質マスター講座につきましてもできる限りの開催を検討していますので、受講をご検討の方は、いましばらくお待ちいただきながら、できることなら【色のチカラ♪体験講座】にご参加いただいて、どのようなことが学べるのか体験いただくことをお勧めします。
また、受講した方の声なども掲載しておりますので、合わせてご覧いただければと思います。
▶︎【色の本質マスター講座】詳細について
2024年より『色の本質マスター講座』は、『色彩自然学本科コース』として名称が変更になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
【色育士の庭】(色育士専門コミュニティー)🦉
色育士は2021年よりスタートしたのですが、2年目に入り、多様な生き方をそれぞれが表現できる場になってきました。
色の本質的な考え方は、自然の循環学のようなものだと感じますが、彼らがその大きな原理に包まれ、そこを活性化しているために、息づき萌え出てゆかざるを得ない輝きがあるのではないかと私は思っています。
多様性の肯定ということは、組織づくりにおいてはタブーだと刷り込まれてきたように思いますが、果たしてそうだろうか、と考え直します。それは「内なる自然」を学び知り、体験し、みんなが耕し続けていれば、互いを尊重し合える、面白い場になるのではないか、と思っています。それはまるで庭(畑)に咲く、色とりどりの植物やお花や虫のようだと思います。
そんな理想や理論ばかりを話ししている私は、現実へと対応することのバランスを崩すこともあり、こういった色庭(色育士の庭)にいるメンバーたちひとりひとりが、私を直接的にも間接的にも助けてくれることがよくあります。「ちょっと描く時間とりませんか?」と声をかけてくれて、色で表現しあって、自分の内界に流れるイメージを表現しながら自分を見つめられる場があることを、ありがたく思っています。また、彼らは、とても聞き上手です。人の話を聞くこと自体を、自分のことのように楽しんでいるところがあります。
色育士は基本的に「家にいながらにして日本中つながれる、学び合える」がコンセプトでもあるので、オンラインでしか会ったことのない方々ばかりです。
現実で会えるというイベントができてもできなくても、私は生きた会話はできる、と感じるようになりました。ただ、関係性を作るには、それぞれに空間を共有していないために「無駄」が省かれてしまっていることには意識しておくべきだと感じます。対面であれば伝わるはずの空気感、間、雰囲気、など、多くのコミュニケーションを今まで当然のように助けてくれていたものたちがありません。その点は意識的になりながら、「遊びの時間」をどう過ごすかという工夫を、みんなでしてゆく必要があると感じます。
動画学習・自主勉強会はじめた色育士たち
「自然の語ることば」として「色」を、把握してゆく学びは、暗記すれば良いという類の学びではありません。創造をやめることのない自然の多様性が、どんな力をもっていて、どんな色彩に宿って表現されているかを知ることになるので、勉強や探究することにゴールがありません。探究し続ければし続けるほどに、私たちの「言葉」や「表現」が、みずみずしいものになり、死んだ言葉ではなく、生きた言葉になってゆきます。
色育士たちが、どのような現場でこの学びを活用したいかということに結びつけられる学習を、マイペースに続けたいことと、自主勉強会を開くことも始まりました。
色育士サークル『I am〜アイアム〜』
色育士たちは、それぞれにいろんな経験や在り方をもっています。そんな彼らが「表現すること」に楽しんでチャレンジし、互いを尊重した関係性や、ひとりひとりの世界観を培うために、色育士の表現活動サークル「I am」を、この2月よりスタートしました。これからの展開が楽しみな、色育士たちの自主的な活動です。
みなさんにも、彼らの期が熟し、外に向けて活動する際は、ぜひご参加いただけたらと願っています。
色と心のワークショップ開催
認定色育士たちの開催する色と心のワークショップは、色彩自然学の学校創設以来、休まず続けてきた、参加者ひとりひとりの「こころ」に寄り添う時間です。
「木を描こう」「雫を描こう」「私の住みたい家〜こころのすみか〜」など、
月毎に色で表現するテーマが変わりますので、ぜひ面白そうだな、表現してみたいなと思うテーマに、気軽にご参加いただければと思います。
私もよく、認定色育士たちのもとで描かせてもらうですが、彼らは決して表現がうまいか下手かというところに立ってものを見ている人ではありません。むしろ、表現された方のイメージをいろんな角度から味わうことが楽しみなようで、そのような彼らの自然のいろんなものを味わうことのできる素質が、心地よい深呼吸の場を作っているのではないかと私は思います。最近では、定員が満員になることも珍しくありません。なかなか自分自身と対話できる環境を、自分で作ることは難しいのではないかと、現代の生活では思います。
ぜひご参加してくみてください。5月のワークショップも更新しました。
▶︎色の心のワークショップ(少人数セッション)
▶︎色と心のワークショップ(個別セッション)
おわりに
長く凍てつくような寒さは、外だけではなく、私たちの内界もそうではなかったかと思います。
未曾有の感染症にはじまり、2年間、どのようにか折り合いをつけてゆく道半ば、ようやく春の芽生えを感じるようになってきました。そうは言うものの、不安定な世界情勢は、なおも続きます。
できることは、私自身が「色」そして「自然」ということに開き、自分自身の生きる活動が、いかに太陽や月とともにあり、朝焼けや夕焼けに身を焦がして、自分自身の魂のために、ひいては人類の魂のためにやれることは、この足元で何か、と問うてゆきたいと思います。
きっと私たちは、「自己を知る」ということを通して、自然との結びつきを回復してゆけるのだと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさんも心の深呼吸を大切に、過ごしてください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします🙏