ラボ

はじめまして。社団法人色彩自然学の学校の代表のミッキーと言います。
色彩の心理効果について、これから考えていきたいと思います。 

さて、本日より数回にわたり、展開していこうかと思います。

テーマは、「色の心理効果を理解して、ビジネスに活かす」ということ。

色の話は奥が深いので、できるだけヘビーにならないようにしたいと心がけます。

 

 

1. 色が人に与えるチカラや影響、心理効果について

色は人の心を動かします。

それも、「心の少し深いところ」を動かします。

例えば、次の写真を見たとき、いかがでしょうか。

「美味しそうだな〜」と思う写真は、どちらでしょうか?

明らかにカラーの写真ではないでしょうか。

色彩がない(無彩色である)と、「これは何だろう?」と思うし、よく見なければ見分けがつきません。

色彩があると、食べたことがあるものを瞬時に見分けることができ、「どんな味だろう?」と想像することにもつながります。

中には、大好物があってヨダレが出るなんて人もいるかもしれません。

  

つまり、色があると、パッとみただけで把握できる世界が広がります。

色があることでもたらされるもの
  • 瞬時に人の把握できる世界が広がる
  • 想像したり、イメージしたりが広がる

人間の内的世界、想像力に働きかけてくれる、これが色のもつチカラです。

人間の五感の中でも、もっとも情報量をいちはやく取り入れる視覚こそが、色を感じる器になります。

 

色と想像力とのつながり

色は、当たり前のように私たちの生活とともにありますが、

1つの刺激で、目から入り、私たちの中の世界に息をふきこむように、想像力の広がりを与えてくれるようなところがあります。

色だけでなく、音や味なんかもそういったところがありますね。

子ども時代というのは、どんな子もまだ自我意識が発達していないので、無意識の力が多分に働いています。

この無意識という働きと、「想像」ということには切っても切れない関係があります。

つまり、子どもは想像力で生きているところがあるので、色遊びも楽しくて仕方ありません。

子どもは、どんな色とも共鳴することがすぐにできる生き物です。

大人になっても、クリエイティブな人は、色のチカラや特性をうまく取り入れて、それに力をもらいながら仕事をしたり、生活をされています。

私たちは大人になっても誰もが、想像力とともに生まれ、それを礎として、自分の人生を創造していく存在でもあります。

そう考えたとき、色彩がそばにあることが、とても大切なことに思えてきます。

 

色は創造性や、想像力と結びつくもの

 

ちょこっと専門的な話

ここからは少し専門的な話をしますので、読みたい方だけ読んでください。


色というものは、人間の「イメージ」と呼ばれる心の働きと密接に関わります。

1つ1つの色からもたらされる「イメージ」が、私たちの「心の現実」を彩っています。

その「心の現実」が、人間を行動へと結びつけ、心理効果となって私たちに把握されていきます。

 

「イメージ」により、「心の現実」が変われば、「外にある現実」も少しずつ変化します。

それは外と内と、つまり外界と内界がつながっているからです。

このあたりの話は、心理学の分野の話になりますが、色の力を本気で知ろうと思えば、人は自ずと「色からもたらされる”イメージ”って、どんなものなんだろう?」という疑問に始まり、心の学びへと向かってゆくことになります。

C.G.Jung(ユング)の分析心理学や人間の魂の記録、または集合的無意識の記録とも言われている「神話」にも、色の理解につながる人間のイメージの礎が込められていることを知ってゆくことになります。


 

色が人に与える影響とその心理効果について

このように、人間の「想像力」や「イメージ」そして、

心の少し深いところ」と関連が深い「色」ですが、

こういうことがわかってくると、瞬時にして人間に想像力を与えることのできる色のチカラを、自分を表したり、会社を表現する上で、借りない手はありません。

ただ、注意すべきことがあり、色は、闇雲に使うと、えらいことになります

意図しない効果や印象を与えてしまい、売り上げや集客などにも影響がおこってしまいます。

たとえば、分かりやすい事例を作ってみました。

ある保育園のWEBデザインカンプページの、2タイプを見比べてみてください。

もし、あなたなら、自分に子どもがいるとして、どちらの保育園に通わせようと思いますか?

 

 

いかがでしょうか。

私だったら、右側のBタイプの保育園に子どもを預けようかな〜と思います。

なんだか元気で温かく、幼いものを受けれいてくれるような優しい雰囲気が感じられますよね。

staff

Aタイプの保育園は、「厳しそう」や「怖そう」という意見がありました。

この場合、色をデザインするときに、

お母さんや保護者の方の気持ちにフィットした色彩を選ぶこと、

具体的には、「母性」や、「純粋さ」、「誠実さ」、「これから育つだろうもの」を感じさせる色彩を考えること

そして、

保育園の方針・ミッションに沿う色を選ぶことが重要な要素になります。

 

このような色彩計画には、色彩心理学的見地をもった専門家の力をかりることが、本来は好ましいです。

なぜなら、色彩をデザインすることは、そのビジネスのミッションやビジョンと同様に大切なことだからです。

 

ビジネスの目的や展望、そしてターゲットに応じた色彩計画ができれば、

そのイメージを瞬時にユーザーの心に広げるようなWEBページができあがります。

これは、凄腕営業マンのように強い味方になってくれます。

今回はここまでです。

次回は、どのように色のチカラをビジネスや生活で活かすか、を語ろうと思います。

まずは第1回目、ありがとうございました。

まとめ
  • 色は、人の心を動かすもの
  • 色によって、瞬時に多くのイメージを与えることができる
  • 色は人の創造性や想像力と結びつくもの