「色のチカラ!体験講座」レポート

いつも色彩自然学の学校を見ていただき、ありがとうございます。
代表のミッキーです。今回は、体験講座全2回のレポートをしたいと思いま〜す。

「色のチカラ!体験講座」誕生秘話

「色のチカラ!体験講座」

なぜ今回、この「色のチカラ!体験講座」のレポートをしようと思ったか、それには理由があります。
なぜなら10回記念だからです。
”10回続けてこれたこと”や
”10回、体験講座に来てくれた方々と出会うことができたこと”が
まず嬉しいです。
そして、これを一緒に計画し運営してくれているオリーブといずみさんに感謝しています。

2020年9月より始動したこの社団法人「色彩自然学の学校」
色彩教育の価値を底上げしたいという私の無謀な願いに、
色や自然が大好きで、マニアックな二人が賛同してくれました。

当時はもうコロナの影響をばんばんに受けて、どうなることかと思いました。
毎日頭を抱えて悩んでいたように記憶しています。

うちのやっていることは、前身の日本色彩心理学研究所の頃から
絵の具を使った心理支援活動が中心でした。
対面を主としていた活動が、対面ができないことから、頭打ちになっていきました。

苦しいけれどいろんなことを整理する必要がありました。

その頃の私には、植物の姿が眩しく見えました。
コンクリートからでも、鉄板の階段下でも、道端でも、望まれていないところにも、植物は何食わぬ顔で生えているわけで。
「環境が変わってしまったからもう咲けへん….」なんて
嘆いている草木はひとつもないように感じました。
自然を伝える人間でありながら、自分の中にある自然の力をもう一度信じなければ、私はこの仕事をする理由がないと思いました。
ゲーテは自然である人でした。
シラーは損なわれた自然を求めた人でした。
どちらの先人も、自然とともに、自然に向かって、自然を生きている二人でした。

オリーブ

我々はオンライン化に踏み切りました
対面に比べたらあれやこれやさまざまな問題が出てきました。

現場を守るために、オリーブがオンライン講座でも安心できる場づくりを考えてくれました。
ルールづくりや枠組みを決めることほど、面倒臭いものはありません。
でもそれをしなければ、時間内に自由な心を解放できる現場ができません。
受講生が安心して参加できるのは、彼女の細やかなサポートのおかげです。

認定色育士 いずみ先生
いずみさん

いずみさんは、何度も失敗を繰り返しながら色育ワークショップが
オンラインでもできることを証明してくれました。
彼女は実はアナログ人間で、パソコンが苦手です。
その彼女が、自分でイベントページを立ち上げ告知したり、オンライン講座を開催しているなんて、今でもシンジラレナイヨ。

二人の功績は、表彰したいほどですが、私のハートに刻んでいます。
どれだけ支えになったか。どれだけ辛いときを、超えていこうと思えたか。
仲間とはすばらしいものだと思います。

私は彼女たちに感謝してもしきれないので、
折をみて、今度、チョコレートでも買おうと思っています。

そんなこんなで、本日は10回目の体験講座でした。
ありがとう。長くなりましたが、その一言で十分でしたね。

「色のチカラ!体験講座」の魅力

「色のチカラ!体験講座」では、ある色の本質に、
どのように自然界の原理的なところから考えて
接近してゆけるのか、ということを体験してもらう時間を組み込んでいます。

イメージを洗い出してもらったり、話し合ってもらったり、
そして、自然の原理や心の本質との連関から「色彩」という自然の語ることばを紐解いてゆきます。

記念すべき第10回目の体験講座では、3名の方が参加してくれました。

そして、今回は「青」のチカラに接近することになりました。

第1回目
第2回目

青にどのようなことを感じるかを語り合う時間の中で、不思議なことが色々起こります。
自分一人では感じたことなかったことが、誰かの発言により感じられたり、
私が感じていることを誰かが代弁してくれたり、
「青」という翳りの深い色合いの元に集まるからこそ、
許しあえるような時間にもなってゆくように感じます。
「黄」を追いかける時間とは、
また質も流れも違います。

みなさんとともに追いかける青は、みなさんとともにでないと追いかけられなかったものでした。
そこに本質的な青の話をすることは、いささか尻込みするような気持ちになります。

みなさんから湧き上がってきたイメージができる限り縛られないような、
青のほんとうの話をしてゆきたい。
それが私にできるだろうか。

みなさんと共有できたいイメージを、できる限りそのまま生かしてゆけるような
言葉の選び方や、伝え方、
そしてそもそもの私の「青」への在り方を純粋にしてゆきたい。

そう思わせてくれるような3人の受講生たちでした。
講座というのは、いつも思いますが、
互いに成長してゆきます。
受講生だけが吸収して成長するのではなく、
講師となるものが、音を立てて、自分で打ち立てたバリケードを破り、変容してゆかねばならないと思います。

ありがとうございました。

私の教訓

イメージは、言葉にして限定した途端、その生気を失ってゆく。
でも、だからといって言葉に失望してはいけない。
意識の光を豊かにし、自己を完成させてゆくには、言葉が至高の栄養にもなる。

青のイメージの探究レポート

ミッキーの青の接近時のイメージ画

本日の体験講座での青の探究時に描いた私のイメージ画です。

私の青のイメージは以下のようなものでした。

まるでお礼をしているナマズ?顔なし?魚?のよう。体は長く、広がったり縮んだりもする。

日頃は悠々と泳いでいる。空なのか、海なのか、青い場所を。
化け物と呼ばれてもいるし、ドラゴンと呼ばれてもいる。「気色悪い」とも言われている。
実際はなんなのか誰もわからない。いろんなものに見えるようにも思う。

今の彼は正座をしていて、「それでは失礼しますが、遠慮なく、行かせていただきます」と礼儀正しく言っている。
今から何かを相手に向かってするのだろうと思う。
(青へ接近時の青のイメージ:ノートより)

ちょうどこの絵を描いたときの私は、青のことを受講生たちに解説する手前でした。

「今から少し本性をみせながら話をさせていただきます」とまるで私が言っているような
自分の印象と青の印象が重なっているのかもしれない、と今は感じます。

青のことを話をする私が、こんなふうに青に礼儀正しくいさせていること自体が
不自然なことのようにも思います。

私はまだまだな人間だ、とも、見方を変えれば思います。

ただ、
自然がこのような姿を見せることも、実際はあるのではないかとも思っています。

自然への畏敬の念。
人やものや色や、さまざまなことを知りたいと思ったとき、
もっともいい方法は、それらを敬い、じっとそれを観察することだと私は思っています。

「少しみなさんの青のイメージに波風が立つかもしれませんが、お邪魔させてもらいます。」

そう言いながら、青は自分らしく悠々とみなさんの中で泳ぐのではないかと思います。
長く伸びたり広がったりする体で、
いろんなものを巻き込みながら、いろんなものを包摂しながら。

ありがとうございました。
2021年5月の「色のチカラ!体験講座」のレポートでした。

色彩自然学の学校 高橋水木

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