色彩自然学の学校、近況と報告🤗

代表 みっきー

こんにちは。はじめまして。色彩自然学の学校の代表のみっきーです。
久しぶりの投稿になりますが、よろしくお願いします。

尺取り虫と長い道のり

先日、象の親子の物語がテレビで流れていて、水場を求めて長い距離を、群れで移動していました。
その最中、いろんな生命のドラマがありました。

母親象が、傷ついて歩けない子ども象を、そこに置き残しました。
群れとして運命を守るために、先をゆかねばならない。
そんな厳しい彼らの現実を目の当たりにすると、私の足場がどれだけ恵まれているか、
明日があることを当たり前のように感じて今を生きているのだろう、と生命が震える感じがしました。

目を覆いたくなる出来事は、
災害と災害の間を生き抜いている、この時代の私たちも
経験してきたことだろうと思います。

でもきっとそこには目を覆うだけでは終われないものがあって、
暗くむごい出来事をも、胸に抱き抱えて、
それでもつい先を生きていく光のようなものに手をのばさなければ、
彼らも報われない、立ち上がらなければならない、そう思うのが生命ではないかと
長い長い歴史や、今回の象の群れが、遠いアフリカから語っているように思いました。

何かを話しているようだ

ところで、いくらか唐突ですが、
私は象ではありません。
でも、自然の生命であるということにおいて、象と同じだと思っています。
「生命の点」という言葉が、私は年々身に沁みてきていますが、
その「点」になってみれば、いろんな生き物と並列になり、
私は私であることを少しゆるめられます。
さらには、私を超えているものすら私の中に持っていることに気づかされます。

花が、草木が、青虫が、
バッタが、蝶々が、猫が、
そこらじゅうのものたちが、私と同じ目線で過ごしています。

なんとか歪な自分を、工夫をしてここまできたこと、
自然が持っている可能性や環境に適応するチカラ、
向上心のようなものにまで驚くことがあります。

枝に踏ん張る

私は、自然の語る言葉としての「色」を知ることをやっていますが、
「自然」というのは、ただ私たちを抱きしめてくれる、ありがたいものというだけではありません。
「もっと生きたかった」という切ない雄叫びが、
本来ならあちこちから聞こえているように、
生死(しょうじ)にまつわるドラマがそこかしこで展開されているのが「自然」というものです。

「自然」というのは、生々しい。
同時に「色」というものも、生々しさを持っています。
私たちが生きるということも、本来は、きれいごとではなく、生々しいものです。

私が色を好きなのは、光と闇との出会うところに色が生まれるからです。
色はどんな色でも、闇なきところに生まれません。くもりあるところに生起します。
くもりというのは、闇のふるまいですが、
闇を経験することが、どんな色になるためにも含まれていることが、
私たちのそのときそのときの心を掴んで離さないのではないかと感じます。

闇は光を大きく広く果てしなく包みながら、
いずれ、光を圧倒的なしなやかで強いものにしてゆくからです。

中をのぞくのが恥ずかしそうな蓮


光の子である「私」という存在が、
深いところからも動かされ、支えられ、生かされていることを知りながら、
私たちがよく思い描く、青い海や、紫の空が、生命が弱くもあるけれど強くもあることを
教えてくれるように感じています。

久しぶりの投稿であるのに、ディープな話しになってしまいました。
私はもうどうしようもこうなってしまいますね。

ここからは簡単に報告をさせてください。

初めの一歩🦶✨
「色のチカラ!体験講座」☺️

色彩自然学の学校では、「色のチカラ!体験講座」を実施しています。
少人数で開催しています。2時間半という時間の中で、色鉛筆を用いて体験的に色のチカラを知る時間なども盛り込み、色と心の関係なども一緒に考える時間を持っています。

体験講座では毎回、この小さな学校を見つけてくださった方々と、貴重な時間を過ごさせてもらっています。私もガイドしたり、教えたりする側でありながら、その垣根を超えて参加される方の感じたことに感化され、自分の中にある色との結びつきを発見するような時間になっています。

色における根源的な考え方や、自由な感じ方が、どのように学びの上に息づいているのかをぜひ体験しにいらしてください。

月に一度のペースでやっていますが、大学講義などの繁忙期は開催を見合わせることもあります。よろしくお願いいたします。

🖌色育士開催
色と心のワークショップ

色と心のワークショップは、色を通して表現することで自分自身を知り、心の深呼吸をする時間として、色育士が運営しています。

色彩自然学の学校では、認定色育士の2名がワークショップを開催してくれていますので、どなたでもやってみたい方はご参加してみてください。

太陽を描いたり、花を描いたり、家を描いたり、2つの円を塗ったり、二十年の歴史から、いろんなワークが開発されています。

毎回取り組むテーマが変わりますので、チェックしてご参加ください。

色の本質的な力を3ヶ月で学習する
色の本質マスター講座

色の本質マスター講座は、現在6期生の講座が開催されています。

受講されている方々からは、回を重ねるごとに感じ方に広がりが生まれ、色彩のドラマに驚きながらも自分自身の体験となぞらえて、腹に落ちるところをそれぞれに大切にされているように思います。それぞれの熱量とペースで学びに参加していただいていることを実感しています。

6期生のみなさんは、感性がとても豊かな方々だと思います。1つのことを伝えるだけで、それを拡充してゆくこと、考える力や感じる力が湧き上がっていて、私は毎回、彼らの発言に影響されています。

そんなマスター講座ですが、7月開講の第7期生を募集しています。

ご興味のある方、色育士になりたい方は、ぜひ一緒に学びませんか。

色育士の庭

「色育士の庭」は、色の本質マスター講座を受け終えた生徒の中で、面談試験をクリアし、色の本質を学び続ける姿勢をもち、色のチカラをかりた心理支援活動などを実践を目指す有志のコミュニティーです。「色育士」という資格をみんなで持って、育みながら活動しています。

始動してまだ二年足らずですが、少しずつ動きが活発になってきています。

色育士の庭では、色育士の在り方にまず重点をおいて、以下のことをやっています。

・色育士である自分自身の心の調和を育むこと

・自己を探究し続け、自己の実現を目指すこと

・自己表現の挑戦(トライアンドエラー)をすること

心理支援をする側の人間には、長く継続してやってゆくためにも、心の在り方が問われます。

言葉ではなく、「色」だからこそできることを私たちで自覚的になりながら、守備範囲をわきまえ、相談し合える体勢をもって、個性豊かな自然とともに生きる活動に取り組んでいます。

あとがき

長くなりましたが、近況報告と、近々思うことをかねて、ブログ投稿をしました。

毎回ブログを書くときは、お察しのようにいくら非営利といえど営んで行かねばならないわけで、プロモーションも含んでいます。

そんな現実との折り合いの中、今回こそは読んでてわくわくするものにしたい!と思うのですが、書き始めるといつもの自分の調子でしかないものがあって、読んでくださる方々が退屈していないといいなと思っていますがいかがでしょうか。

人間は一足飛びに成長したり、ないものねだりすることが面白くもあるのですが、できないこともあって、ある意味で諦める気持ちとともに開かれる境地をもって、自分を抱きしめて生きていくほかありません。

忘れたころに私自身の変革や変身が起こっているかもしれず、自分自身において、そして大切な人たちにおいてのそれは見逃したくないと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

ご意見・ご感想などいただけましたら励みになります。

今後ともよろしくお願いいたします🤗

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