色監修やメンタルヘルス監修の仕事

現在、某百貨店さんとの色彩監修がと、
学生起業家の方たちのメンタルヘルス監修の仕事を
並行してやらせていただいている。
ランドセルの色監修のパンフレットももうすぐあがると連絡をいただいた。

どちらも何が目的で立ち上がった仕事か、ということ、
つまりこれを企画する側の人間が、どんなミッションをもってこれを始めるのかということが理解できると
進めやすいように感じている。

だから無駄だと思っても、
話をする時間、文章を交わす時間が、大切だと思う。
それが円滑に進まない仕事は、
うまくいかない。

1つをよりよいものにするためには遠心的な力がかかる。
思い込みや、煩雑な確認事項、
おさえておかねばならない背景が見えてくる。

考えてみれば私も、1つの授業を受け持つことになると、
まずはそれを「何のために行うのか」を考えることになる。
この授業を受けた人間が、これを受けたあとにどうなっているのかを想像する。
そのことのために必要なことを洗い出すことになる。
でもそれをしていたら、また「何のために行うか」が育ったりもする。
机上に洗い出されたものが、まるでぐちゃぐちゃな感じで、
ぴちぴちと魚たちが跳ねているように見えてくるし、
ある意味でカオスになる。

でもこの生きたカオスこそが、
私を意外な方向へと押し広げるのだと思う。

そうやって絡みとられながら強くなった求心力とともに、
私は剣をもって文章化や言語化に挑む。

周辺がわかってくると、中心が浮き出てくる。
だからたぶん周辺のことを、無駄だと思っても一度通ろうと思う。

一度知ったことも、二度、三度雨に濡れる。
それによってまた、
知らされることがあるだろうと思う。

監修の仕事は、一度洗いざらい頭の中をやり直すから苦労するけれど、
それがきっと言霊になる。

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